27トリビア

知っているようで知らなかった上野風月堂のお菓子のお話や、江戸時代のお話をお届け!
思わず誰かに話したくなってしまう豆知識を、270年にちなんで27個ご紹介します。

トリビアNO.1 -水野忠邦の生母?!-

江戸時代の大名であり、天保の改革を主導したとして有名な水野忠邦。
実は、風月堂の初代の娘が生母なのです。誠実な仕事ぶりが江戸で
評判を呼んでいた風月堂(当時は大坂屋という名前でした)の
初代の娘・恂は、水野忠邦の父・水野忠光の側室にあがり、
後の老中・水野忠邦を生みます。
恂は大変美人で有名だったそうです!


トリビアNO.2 -名付け親は松平定信!-

江戸時代から現在まで、大切に使用されている「風月堂」という名前。
実は、名づけ親は江戸時代の大名・松平定信公なのです。
風月堂(当時は大坂屋という名前でした)の二代目店主・喜右衛門は、
当時唐津藩主だった水野忠邦の縁者として(トリビアNO.1参照)、
松平家に出入りを許されていました。
二代目は真面目で誠実な人だったようで、そのような人柄を定信公に
高く評価頂き、『風月堂清白』という5文字を賜ることとなりました。
屋号を頂いた時の二代目は、それから200年以上経った今もその屋号を
大切に、菓子作りをしている私たちを想像していたでしょうか…?


トリビアNO.3 -暖簾のお話(書家・市河米庵について)-

二代目店主・喜右衛門から、松平定信より屋号として5文字の言葉を
賜った(トリビアNO.2参照)と報告を受けた水野忠邦は大変喜び、
当時の名書家・市河米庵に「風月堂」と揮毫させます。
そして「これを店頭に掲げよ」と二代目に贈りました。
その日をもって、風月堂の前身である「大坂屋」から
「風月堂」へとなったのです。
市河米庵は、「幕末の三筆」に数えられている一人。
「ほーりーが行く!暖簾越しのお江戸の風景」の第十二回
ピックアップされているので、そちらも是非ご覧ください!


トリビアNO.4 「風月堂」の風は、「風」ではない?!―

「凮月堂」の「凮」の字は、一般的に使用されている「風(かぜ)」の
字と少し違い、かぜかんむりの中が「百」になっています。
この理由を私たちは、
①「商売が100年続きますように」という願いを込めた
②市河米庵(トリビアNO.3参照)が揮毫する際に、「風という字は
 中に虫が入っている。菓子屋で虫を入れる訳にはいかない!」と
 気転を効かせた。
③「風」の異体字である「 凬」と書こうとしたら、
 筆の勢いがあまって「一」と「日」が繋がってしまった。
この3つの中のどれかなのではないか、と推察しています。
真相は不明ですが、頂いた「凮」の字を現在もそのまま、
大切に使用しています。
(最近のスマートフォンでは変換も出てくるようになりました!)


トリビアNO.5 -江戸時代の風月堂の商売-

現代もお菓子屋さんの形態は色々あるように、
江戸時代にも色々な形態のお菓子屋さんがあったようです。
風月堂は、京橋南伝馬町に住居を兼ねた一軒家のお店を構え、
そこで商売をしていました。
諸大名をはじめとするお得意様の所へ、
御用聞きに伺うこともありました。
お菓子屋さんが御用聞きというのは現代では
なかなかイメージしづらいですが、例えると百貨店の外商みたいなもの
だったのかもしれませんね。


トリビアNO.6 -ゴーフルの大きさ、何センチ?-

昭和初期の誕生以来、ロングセラーの「ゴーフル」。
大きなゴーフルを両手で持って食べるのは、
なんとも幸せなひと時です。
そんなゴーフルの大きさ、皆さんご存知でしょうか?
ゴーフルは直径約15cm、大人の顔程のサイズがあります!
ちなみに、ゴーフルを小さく仕上げたプティゴーフルは
半分のサイズで、直径約7.5cmです。


トリビアNO.7 -プティゴーフルの季節の味-

ゴーフルやプティゴーフルの定番の味は、
バニラ、ストロベリー、チョコレートの3種類。
皆様にも馴染みのある3種だと思います。プティゴーフルは、
定番の味に加えて『季節のプティゴーフル』という
季節限定の味があるのはご存知でしょうか。
年に5回、味を変えて登場します。
季節限定の味を楽しみながら、
是非お気に入りを見つけてみてください。


トリビアNO.8 -さっくりパリパリのゴーフルのウエハースは、どうやって作られる?-

さっくりパリッとした食感のゴーフルのウエハース。
ゴーフルのウエハースは、明治時代から受け継がれる
「挟み焼き」の技術を使用して作られています。
「挟み焼き」とは、2枚の鉄板で“水ダネ“と呼ばれる生地を挟み、
ウエハースを焼き上げる技術のこと。
“水ダネ”は小麦粉・牛乳・卵などで作られる、
粘り気のないサラサラとした生地です。
とてもシンプルな技術ですが、気温や湿度に合わせて火加減を調整し、
常に綺麗な焼き色のウエハースに仕上げるには、
熟練した職人の目がとても大切です。


トリビアNO.9 -松平定信も愛した?!『かぼちゃ菊』のお話-

6月14日は、「風月堂」の名付け親である
松平定信公(トリビアNO.2参照)の命日。
社名を賜った恩顧に報いる為、上野風月堂では毎年、
松平家の菩提寺・霊巖寺(東京都江東区)で行われる墓前祭に参列し、
公が愛したと伝えられるお菓子「かぼちゃ菊」を献納しています。
かぼちゃ菊は、中に餡子が入った、菊の形をした落雁
(米粉などに水飴や砂糖を混ぜ、型に押して乾燥させた干菓子)です。
200年以上前、定信公が召し上がっていたと思うと、
タイムスリップした気分になりますね!


トリビアNO.10 -お菓子の型のお話-

「かぼちゃ菊」(トリビアNO.9参照)は、
木型を使用して作るお菓子です。
上野風月堂で使用している型は、正確な時期は不明ですが、
昭和以前から使用されていると思われます。
桜の木を丁寧に手堀りした型は美しく全く同様の形を復元することは
大変難しいそうです。
お花の真ん中を、綺麗に点を並べて掘るのが一番難しいのだとか。
時代が変わり、技術が進歩しても越えられない職人技は、
凄い!の一言につきます。


トリビアNO.11 

 


トリビアNO.12 

 


トリビアNO.13 

 


トリビアNO.14 

 


トリビアNO.15 

 


トリビアNO.16 

 


トリビアNO.17 

 


トリビアNO.18 

 


トリビアNO.19 

 


トリビアNO.20 

 


トリビアNO.21 

 


トリビアNO.22 

 


トリビアNO.23 

 


トリビアNO.24 

 


トリビアNO.25 

 


トリビアNO.26 

 


トリビアNO.27